意味は通じるのに違和感がある。last / next に in を付けない理由

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前置詞って、いつまでたってもよく分からない。

英語を勉強し始めて10年以上になりますが、正直いまでも「分かった」とは言えません。
母国語にはない感覚なので、迷うのは自然だと思っています。

英語で文章を書いていると、
in last weekin next year と書きたくなります。
とりあえず前置詞を付けておこう、そんな気持ちになることもあります。

意味は通じるはずだし、
文法的に何が問題なのか自分でもよく分からない。

日本語では、「去年」「先週」「来年」といった時間を、どこか範囲として捉えています。
その範囲の中で起きたこと、という感覚があるため、英語でも自然と in を置きたくなる。

この記事では、last / next が付く時間表現で前置詞を付けない理由を整理していきます。

この記事はこんな方へ
  • 英語を書くとき、in last week や in next year と書きたくなる方
  • 意味は通じるのに、「なぜダメなのか」が腹落ちしていない方
  • 添削を受けても、同じミスを繰り返してしまうことがある方

1|last / next / this がある時間表現は前置詞不要

last / next / this が付く時間表現には、前置詞は不要です。

  • last week
  • next year 
  • this year
  •  in last week 
  •  in next year

ここで大事なのは、
その時間が「今」を起点にして決まっているかどうかです。

  • last week → 今から見て直前の1週間
  • next year → 今から見て次の1年
  • this year → 今から見て今の年

これらは、
「今」という参照点から自動的に決まるため、
前置詞で場所を示す必要がありません。

一方で、

  • in 2024 → 範囲として指定する必要がある
  • in January → 範囲として指定する必要がある

という違いがあります。


「in 2024 は良くて、なぜ in last year はダメなのか」
と感じる人もいるかもしれません。

英語では、
「範囲を指定する表現」

「参照点から決まる表現」を区別します。

  • 2024 → 範囲として指定する
  • last year → 参照点(今)から自動的に決まる

この違いだけ押さえておけば、
前置詞を付けるかどうかは判断できます。

目次

2|学び方の構造|この考え方は、どうやって身についてきたのか

筆者は で英語を勉強しています。

添削でよく出てくるのは、
「間違っているとは思わなかったのに、直される」
というタイプの指摘です。

前置詞を足したほうがいいと言われたり、
逆に「ここでは不要だ」と言われたり。

添削結果を見ると、
「ああ、英語ではそうなのか」と納得はできます。

でも、その時点では、
なぜそうなるのかを自分で使い分けられる状態にはなっていない。

次に自分で書くと、また同じところで迷ってしまう。
そんな状態は、今でも続いています。


Best Teacherでは、はじめにテーマに沿って英作文をします。
その添削結果を確認した後に講師と英語で会話します。

そのため、添削結果を前にして、

  • 「なぜ直されたのか」
  • 「自分はどういうつもりで書いたのか」

を、その場で英語で説明する必要が出てきます。

すると、
単に「正しい形」を覚えるだけでは足りず、
どう考えると、その表現になるのか
自分なりに整理しないと話が続かなくなります。


今回この記事で整理している内容も、
レッスン中に出てきた添削ややり取りを、
あとから自分なりにまとめ直してみたものです。

「なぜ in が要らないのか」を英語で説明しようとする中で、
「今から決まるか、範囲として指定するか」という
判断軸が見えてきました。


3|まとめ

in last week や in next year のようなミスは、単に文法を知らないから起きている、
というよりも、日本語と英語で時間の捉え方が違うことから生まれています。

日本語の感覚のまま英語を書こうとすると、どうしても in を置きたくなる。
それ自体は、ごく自然な反応です。

今回整理したポイントは、次のとおりです。

  • last / next / this が付く時間表現は
    「今」を起点にして自動的に決まる
  • そのため、前置詞で範囲を指定する必要がない

これは暗記というより、
時間をどう見ているかの違いに近い話です。

「期間の中」なのか、
それとも「参照点から決まる時点」なのか。
そうした見方を一度意識しておくだけで、
次に同じ表現に出会ったとき、
立ち止まって考えやすくなります。

英語学習では、
間違いをその場で終わらせず、
「なぜそう書いたのか」を振り返ることが、
少しずつ理解を深めてくれると考えています。

今回の記事も、
レッスンの中で出てきた違和感を、
あとから整理し直してみた一例です。

こうした積み重ねが、
英語の感覚を自分なりに馴染ませていくことに
つながっていくはずです。

(筆者が使っている については、 記事の途中で紹介しています)

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