長年Apple製品を愛用しており、現在も複数のAppleデバイスを日常的に使用している。
Appleの製品は、その洗練されたデザインやシームレスな連携、直感的な操作性が魅力だ。特に、MacやiPhone、iPadなどのデバイス間の連携は非常に快適で、一度使い始めると他のエコシステムに戻るのが難しい。
囲い込まれていると言えばそれまでだが、使い慣れた環境、使い慣れたアプリ(特に有料買い切りのもの)に馴染んでいるため、Windows、Androidへの乗り換えする気は起きない。かれこれ10年以上は使い続けているため、今更新しいデジタルデバイス環境構築も面倒であることもある。
Apple製品を使い続けている理由
Appleのエコシステムで非常に使いやすいと感じる点は、「Appleデバイス間でのスムーズなデータ共有」だ。Apple製品で揃えることでデバイス間の切り替えがスムーズになり、ストレスのないデジタルライフを送ることができる。
特に気に入っている機能は、
- ユニバーサルクリップボード(デバイス間のコピー&ペースト)
-
ユニバーサルクリップボードを使えば、iPhoneでコピーしたテキストをMacやiPadにそのままペーストすることが可能だ。これにより、異なるデバイスを跨いでの作業が非常に効率的になる。
- iCloudキーチェーン
-
iCloudキーチェーンを活用すれば、パスワードの管理が一元化され、MacでもiPhoneでも同じ認証情報を使って簡単にログインできる。年を追うごとにID・パスワードは膨大になってしまっているため、iCloudキーチェーンは非常に便利だ。各サイトのログイン情報をメモしておくなって面倒くさすぎて出来ないし、かと言って同じパスワードにするのも危険と感じる。iCloudキーチェーンでパスワード管理、定期更新が最も安心感があるだろう。
- iCloudフォトライブラリ
-
iCloudフォトライブラリによって、どのデバイスからでも最新の写真や動画にアクセスできるため、「どのデバイスに何が入っているか」を気にする必要がない。ブログを書く際も撮った写真が何もしなくてもMacの写真Appからもアクセスできて便利である。
この他にもAirPodsでは、デバイスを切り替えると作業しているデバイスに自動で切り替わる。これも非常に便利だ。メーカ統一の価値を感じる。
この記事では、所有しているAppleデバイスを紹介しながら、それぞれの特徴や使用感について詳しくレビューしていく。実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを正直に書いていくので、Apple製品を購入する際の参考になれば嬉しい。
所有しているAppleデバイス一覧(2025年3月現在)
現在、所有しているAppleデバイスをまとめる。
カテゴリ | デバイス名 | 発売日 | 購入月 |
---|---|---|---|
スマートフォン | iPhone 15 Pro Max | 2023年9月22日 | 2023年10月購入 |
パソコン | MacBook Pro M4 Pro | 2024年11月8日 | 2024年11月購入 |
タブレット | iPad Pro 11 M4 | 2024年5月 | 2024年6月購入 |
タブレット | iPad Pro 12.9 M2 | 2022年10月26日 | 2023年2月購入 |
スマートウォッチ | Apple Watch Series 6 | 2020年9月18日 | 購入日不明 |
イヤホン | AirPods Pro(Lightningモデル) | 2019年10月30日 | 購入日不明 |
各デバイスのレビュー
iPhone 15 Pro Max
-
購入した理由
購入理由は、チタン材料採用により軽くなったことに加え、以前に使用していたiPhone13 Pro Maxの買い取り価格が高かったからである。2年経過しても購入額の70%程度の買い取り価格であった。円安もあり、Apple製品の価格が全体的に上昇しているのもあるが、2年落ちでこの買い取り価格には驚いた。
- 日常の連絡
- SNS(X、Instagram)
- 写真・動画撮影
- Apple Pay・電子決済
- ゲーム、読書 等
- 軽量
チタン素材が採用され、軽量化が図られた。確かに本体だけで比較すると、前に使っていたiPhone13 Pro Max: 251gに対し、iPhone 15 Pro Max: 232gと20g程度の軽量化となっている。持つと「軽っ」と実感できるくらいの差がある。
あわせて読みたいiPhone15 Pro Max レビュー|13 Pro Max より機種変更、変化点、メリット等々 iPhone13 Pro Maxの買取価格の高さに驚き、旧機種(iPhone 13 Pro Max)を買い取りに出し、機種変更しました。1週間程度使用したので、使用感、iPhone13 Pro Maxとの差に…- アクションボタン
カスタマイズ性が高く便利。ショートカットとの組み合わせで自分の好きな機能をすぐに呼び出せて便利。
あわせて読みたいiPhone15Pro アクションボタンでX投稿が便利! 今回は、これは便利!と感じたアクションボタンの活用法について書いていきます。 iPhone15Proより、iPhoneの物理ボタンとして、「アクションボタン」が追加されました…- A17 Pro チップ
要求スペックが高いゲームでもストレスなく遊べる。 - USB-C端子
端子変更は良い変化。USB-C対応機器も増えており、複数種類のケーブルを持ち歩く必要が無くなった。
- バッテリー
バッテリー持ちがもう少し欲しい。1年半程度の使用しており、バッテリー残量低下が早いように感じる。この記事を書いている2025年3月でのバッテリー最大容量は、93%です。使用期間1年半程度の最大容量となります。数値からはあまり劣化していない。ゲームをしながらYouTubeで動画を見ていたりするため、消費電力が大きいのかもしれない。 - 重量
チタン材料採用で軽くなったとはいえ、重い。ケース&PopSocketを装着すると重い。iPhone本体+ケース+PopSocketの合計重量は、320gである。片手持ちが長時間続くと腕が疲れる。 - サイズ
片手操作が難しい。画面が大きいのはメリットだが、この点はデメリット。
iPhone 15 Pro Maxは、あと2年ぐらいは使用したい。しかし、2025年秋発表モデルは、かなり薄くなるとの噂があるため悩ましい。
MacBook Pro M4 Pro (Nano-texture)
-
購入した理由
MacBookPro Intel Core i5から更新となる。長く使いたい、性能差を体感したいこともあり、Proチップの上位モデルを選択した。Nano-textureディスプレイにも興味があったので、使ってみることにした。
- ブログ執筆
- プログラミング勉強(主にPython。)
- Skypeでのオンライン英会話(Skypeでのスピーキングレッスンで使用)
- M4 Proチップの圧倒的な処理速度。
Intel Core i5と比較して性能が向上しているのを実感できる。 - 高解像度で美しいnano-textureディスプレイ
映り込みが全くと言っていいほどありません。写り込みによるストレスから完全に解放されます。 - 長時間持続するバッテリー
Intel Macからの性能差も圧倒的だと感じるが、バッテリーも凄い。スリープが長時間でもバッテリー消費が非常に小さい。以前に使用していたIntel Macでは使わない時間が長いとバッテリーが0になってしまっていましたが、M4 Macは長期間使わなくてもバッテリー残量が意外と多く残っています。 - 静音性
静かです。ファンが回りません。というよりも高負荷処理をさせていない?だけかも。
- 価格
高い。性能を考慮すれば、むしろ安いのかもしれないが、僕の使い方では性能を活かし切れていないだろうなと感じます。ストレスなく使えているので良い買い物だったと思うことに。 - 重量
持ち運びにはやや重い。外出先で落としたりするのは絶対に避けたいので、気軽に持ち歩けない、というよりも持ち歩きたくないっとなっている。 - nano-textureディスプレイの専用クロス
専用クロスが付属します。そのクロスで掃除が推奨されているが、単純に面倒くさい。
Intel Macからそろそろ更新時期かと思いM4 Proを選択しました。安い買い物ではないですが、満足度は高い。動作が圧倒的に軽快になった。動作でストレスを感じることがない。逆にIntel Macを使うと遅さを感じてしまう。購入前は、置いておく部屋を分けて2部屋で使えるようにするのも便利では?と思っていた。しかし、M4 Proをメインでどの部屋でも使うに落ち着いた。
iPad Pro 12.9 M2(2022年10月26日発売)
-
購入した理由
11インチ iPad(第一世代)からの更新で購入した。iPad Pro 12.9インチ M2を選んだのは、画面サイズに惹かれたからである。画面サイズが使いやすさに比例すると思っていた。
- 家の中専用
- 動画視聴。キッチンで作業しながらの動画視聴が主な用途となってしまっている。
- オンライン英会話時のノート(Good note)
- 電子書籍。特に雑誌を読む際は、12.9インチは良い。
- 12.9インチの大画面
やっぱり大画面は良い。動画視聴は迫力があるし、ノートとしても使いやすい。 - M2チップの高性能
2025年3月で購入してから2年経過するが、動作が重いと感じることは未だにない。
- 重量
持ち運びに適さない。重すぎる。
iPad Pro 12.9 M2は、重量以外が素晴らしいデバイスである。しかし、重量というのは重要な要素であることをこのiPadで実感した。大画面は確かに魅力的。だが、重すぎる。車移動ならまだしも、徒歩や電車移動では持ち歩きたいと思える重量ではない。結局、家の中でしか使わないiPadになってしまった。
iPad Pro 11 M4 Magic Keyboard (2024年5月発売)
-
購入した理由
持ち運びの利便性を重視して、iPad Pro 12.9 M2に追加して購入した。Magic Keyboardもこのモデルの発売に合わせて更新されたので組み合わせて使ってみることにした。かねてから、iPad + Magic Keyboardを使ってみたかったので、チップがM3をスキップしてM4になったこのタイミングで購入を決めた。
- ブログ執筆(意外に使える。)
- オンライン英会話(主にライティングレッスンで使用)
- 電子書籍(Kindle)
- ノート・手書きメモ(GoodNotes)
- サイズと重量
12.9インチ iPadと比較すると小さく軽量で持ち運びしやすい。 - Apple Pencil Pro
同時発表されたApple Pencil Proは進化を感じる。以前のモデルよりも使いやすくなった。特にペンの切り替えが以前のモデルと比べて凄くスムーズになった点は良い。 - M4チップ
快適な動作。言うまでもなく良い。
- iPad + Magic Keyboard = Macではない
「iPadは、周辺機器と組み合わせてもMacにはならない」と使ってみて実感。iPadとMacのアプリは同じアプリでも別物である。アプリのデザインが微妙に異なり、Macでは簡単にできたことがiPadではできないことがある。特にデザイン系のアプリであるIllustratorやAffinityでこれを感じる。チップは同じなのだから、統一されれば作業性がかなり上がると思うが、現状は別物である。手書き入力などMacには無い魅力がiPadにはあることは事実であるため、iPadでする作業、Macでする作業を分けて使っている。 - 重量
iPad + Magicで使うと重い。12.9インチと比べれば軽い。しかし、持ち歩くとやはり重い。
iPad Pro M2 12.9は、閲覧専用のデバイスとして使っているが、こちらは用途が広く、外でも使います。Magic Keyboardの存在が大きい。11インチのため、少し小さく打ちにくさを全く感じない訳ではないが、キータッチは良い。iPhoneよりも大きな画面に加え、Magic Keyboardでの入力はパソコン風で便利である。
iPad Pro 11インチには、タブレットの良さは十分に感じるのだが、Macのように使いたいなと思う時に使えないのが不便だなとも感じる。MacBook Airを選択するのが最善だったのか!?とも思ってしまう。しかし、使ってみて良かった、やっぱり違ったがあるのがデバイス選びの楽しさでもある。
Apple Watch Series 6(2020年9月18日発売)
-
購入した理由
以前に使っていたApple WatchのOSサポート切れのため、更新した。僕の使い方では他のAppleデバイスに比べて、長く使っている。ヘビーに使っているデバイスでないため、最低限の機能が使えれば良いからだ。クレジットカードを紐付けて財布としても使用しているため、OSサポート切れがくると更新すべき考えている。
- 時計
- 支払い
Apple Payの支払い。以前はよく使っていたが、最近はiPhoneでの決済が増えた。バーコード決済をすることもあるし、iPhoneを手に持っていることが多くなったように感じる。 - 探す
これが意外と便利。時計をなくすことよりもiPhoneどこに置いた?を瞬時に解決できる。
- ウェアラブル
身につけられることのメリットが大きい。小さいデバイスであるがなくすことは無い。時計同様に外すときも置く場所は自然と決まっているため、行方不明になることも無い。
支払いなど、iPhoneや財布を取り出すこと無く使えるのは便利である。
- バッテリー
持ちがやや短くなってきたように感じる。 - バンドの汚れ
身につけるデバイスであるため、肌と接しているバンドが意外と汚れる。特に夏は蒸れることがあり、不快に感じることもある。
OSのサポート状況から2025年が更新時期ではないかと思われる。ヘビーに使っているわけでは無いのが、iPhoneと連携できるAppleWatchは便利である。2025年モデルが発表されたときにOSサポート状況を確認して更新を検討したい。
AirPods Pro(Lightningモデル)(2019年10月30日発売)
-
購入した理由
使っていたAirPodsが故障してしまいAirPods Proを購入した。ノイズキャンセリング機能が搭載されていた点も気になるポイントであった。
- 音楽、動画、ゲーム
- Appleデバイス間のシームレスな接続
使っているAppleデバイス、音を発しているAppleデバイスへAirPods Proの自動的に切り替わる。これは非常に便利。 - ノイズキャンセリング・外音取り込み機能
ノイズキャンセリングと外音取り込み機能をAirPods Proの突起部分長押しで切り替えられるのは便利。ノイズキャンセリングも強力で外音をかなりシャットアウトできる。
- 通話
AirPods Proでの通話は、なぜかあまりクリアでない。相手に聞こえていないように感じることが多く、iPhoneに切り替えて通話している。
AirPods Proは通勤時の相棒である。忘れてしまったり、バッテリー残量低下時の音を通勤時に聞くとしまったとなる。
まとめ
この記事を書いている2025年3月現時点でもAppleデバイスをたくさん持っているなと書いてみて改めて実感した。どのデバイスもほぼ毎日使用していて、僕の中では用途が分かれている。Appleは、製品の特徴を明確に分けているんだと実感する。
Apple製品で揃えることで様々なメリットがある。特にAppleデバイス間の連携は非常によく出来ている。加えて、Appleが築き上げたエコシステムもよく考えられている。他のエコシステムへ移るハードルが年々上がっている。
「新製品が楽しみ」がAppleの最大の魅力だと思う。最近は、あまり変わり映えしなくなってきたとは言え、Mac・iPad・iPhoneの発表は毎回チェックしている。今後も順当に加え、驚くような進化をしていくことを期待する。
コメント